優秀な家庭教師

家庭教師を依頼するとなると、気になるのが『どんな先生がいいのか?』ということでしょう。

 

言い方は悪いのですが、能力のない先生に勉強を見てもらっても意味はありません。月謝を払うのですから、優秀な先生にお願いしたいところです。

 

家庭教師の選び方 

 

ただ、ここで問題となってくるのが見極め方。

 

教師経験のある人であれば、教えている様子を一目みるだけで質を見極めることも可能ですが、そんなことは一般人には無理です。

 

では、どうすればいいのか? どんな家庭教師に、自分の子供をゆだねればいいのか?

 

色々な考え方がありますが、私はシンプルな基準を持っています。

 

それは『子供の学習意欲を高めることが出来る人が優れた家庭教師』という基準です。

 

勉強は継続すれば、必ず出来るようになるもの

それは、私のなかに勉強というのは続けていけば、必ず一定水準にたどり着けるものという考えがあるからです。

 

これは家庭教師として子供を教えてきた経験、自分自身が勉強してきた経験から感じることです。

 

たとえば、私自身の経験でいえば、中学校の時、一番苦手な教科が英語でした。中学2年生の秋ぐらいになっても『This is a pen.』は理解出来たとしても、それを疑問形にすることは出来ませんでした。

 

『Is this a pen?』とひっくり返すだけでいいのですが・・・

 

でも、高校受験、大学受験と英語は必須なので、地道に勉強を続けました。最初は殆ど丸暗記に近い力任せの勉強法でした。

 

そして、大学合格後も英語が出来るようになりたいと思い、勉強を続けたのですが、そんなことを10年近く続けたら、TOEICという英語試験で800というスコアを取得することが出来た。

 

日本の企業だったら、どこでも評価してもらえる点数ですし、実際、私はアメリカの大学院に留学することも出来ました。

 

でも、中学校の時は、相当なレベルでダメでした。学校一出来なかったのですが、それでも努力を続けることで、実力を高めることが出来ました。

 

自分自身が、こういった経験をしているので、子供を教える時にも、その子の成績がどんなに悪くても、勉強する習慣さえつければ、必ず上がっていくと確信しています。

 

それで、その子が自分から勉強する気になることを最優先したのですが、そうやって自主的に取り組めるようになった子は、学力がアップしました。

 

なかには学校でトップクラスになった子もいましたし、そこまでいかなくても大半の子は平均レベルにはなりました。

 

子供が楽しく勉強が出来ていれば、その家庭教師で続けるべき

勉強というのは、なんだかんだいって自分自身です。

 

特に家庭教師の場合、週1~2回教わるぐらいですから、それ以外に子供が独学で勉強する時間がなければ、学力はアップしません。自分で勉強するという習慣をつけることが本当に重要です。

 

だからこそ、学習意欲を持つことが出来れば、それだけで大きな成果です。そういったことが出来る家庭教師というのは、あなたのお子さんにとって貴重な存在です。

 

そういった人と出会ったら、可能な限り継続して指導をお願いすべきです。

 

ちなみに、『それだけだと、教える能力があるかどうか不安』と感じる人もいるかもしれませんが、その点は心配無用です。

 

教えることが下手だったら、子供がやる気になることはないので、学習意欲が高まったという時点で、その家庭教師の教え方が優秀な証拠です。安心して大丈夫です。

 

最後に注意点としては、家庭教師と子供の関係というのは、最終的に相性の問題となります。優秀で評判な人でも、あなたのお子さんとは合わないという可能性も十分にあります。

 

家庭教師を見極める時には、最終的にあなたのお子さんの意見を判断材料にしてください。単純に、子供が『この人で続けたい』と思うのが優秀な家庭教師です。子供が嫌だと言っているのであれば、躊躇することなく変更を依頼してください。無理強いさせることはNGです。