やる気を引き出す勉強法

勉強は毎日、継続して取り組むことが大切ですが、そうは言っても、いつもやる気が出るとは限りません。『嫌だな~』と思う日もあるはずです。(もしかしたら、そういった日のほうが多いかもしれないですね。)

 

やる気が出る勉強法

 

そんな時には、休んで気分転換をするのもいいのですが、あまりにも続くとサボり癖がついてしまいます。1日ぐらいだったら問題ありませんが、2日・3日と連続して勉強を休むのは厳禁です。(もちろん、体調を壊しているといった特殊な事情があるときは別です。)

 

やる気は行動することで起きるもの

そんな時には、自分に活を入れる意味で、『嫌だな』と思う気持ちを振り切って、無理にでも自分を机に座らせて勉強を始めることです。

 

やる気に関して、多くの人が勘違いしていることがあります。それは、やる気が出なければ、行動することが出来ないという誤解です。

 

普通はやる気が出ないから勉強出来ないと考えますが、本当は勉強しないからやる気が出ないが正解です。とりあえず始めれば、自然に集中力が出てきて取り組めるようになります。

 

学習意欲にはこういった特質があるので、その気にならないからと勉強を避けていたら、いつまで経ってもダラダラすることになります。

 

そして、その状態を続ければ続けるほど、ますます『嫌だな』と思う気持ちが強くなっていくので、どんどん勉強に取りかかるのが億劫になってきます。

 

そのため、『嫌だな』と感じた時ほど、強引に勉強する必要があります。

 

やる気は出るものを待つのではなく、行動することで自分から引き出すもの。

 

まずは、このことを覚えておいてください。この知識があると、これからお伝えする勉強法についても、実行しようと思う気持ちが強くなるはずです。

 

簡単な問題を解く

やる気がない時に難しい問題を解こうと思っても、頭が働かないですし、ますます嫌になります。なるべく簡単な問題に取り組むようにしましょう。基礎的な問題のほうがオススメです。

 

もしくは一度解いた問題を復習として、もう一度取り組んでください。既に勉強したことなので、気軽に取り組めるはずです。

 

音読や書き取り

英語や国語の教科書を読む音読、漢字の書き取りといった体を使った勉強法は、やる気のないときでも実行しやすいですし、やっているうちに頭も回り出すのでオススメです。

 

声に出す、書くというのは記憶力を高めることにもつながるので、歴史の年号や英単語など、暗記ものの勉強をするのもオススメです。

 

自分の好きな遊びに勉強を挟む

これは、ちょっと珍しいやりかたですが、私が学生時代、実践して効果的だったことです。

 

嫌だなという気持ちがやる気をそぐ最大の原因ですが、勉強が嫌だと思っているときには、勉強のことを考えれば考えるほど、ますますその気持ちが強くなります。

 

そこで、私は自分の気持ちが楽しくなるようなことを最初におこなうようにしました。たとえば、マンガを読むといったことです。10分だけ読むと決めてスタート、タイマーをセットしておいて、時間がきたら勉強に取り組みます。

 

そして、勉強する時間も短くします。これぐらいだったら嫌だなと感じず取り組めそうな時間にするのがコツです。仮に10分と決めたら、それでタイマーをセットして、10分経過したら終了、またマンガを読みます。

 

『10分頑張ったら、またマンガを読める』ということで、集中して勉強に取り組むことが出来ます。

 

この繰り返しですが、これを2時間続ければ、1時間は勉強したことになります。集中力が高い状態なので、学習効果は思いのほか高くなります。

 

どうしても、勉強する気になれないという人はオススメです。

 

自分流の勉強の入り方を作ろう

こんなふうにして、勉強する気になれない時は、こうするといった自分なりの学習パターンを決めておくといいです。そうすれば、いつでも機械的に取り組むことが出来ます。

 

やる気が出ない時は、頭が働かないので、ごはんを食べる・トイレに行くといったような感覚で、勉強に取りかかれるようにしておくのが重要です。

 

このパターンが出来れば、いつでも勉強に取り組めるようになるので、ぜひ自分流のやりかたを作ってください。