受験勉強

勉強が苦手で、成績も下のほうという子供が受験を乗り切るには、長期戦で取り組むのが基本です。学力が低い生徒が、短期間で一気に成績をあげるのは極めて困難だからです。

 

受験勉強

 

恐らく、勉強する習慣も身についておらず、長い時間集中して取り組むことすら出来ないはずです。そういった子供の場合、まずは勉強する習慣を身につけることから始めなければいけません。

 

とは言っても、それまで全く勉強してこなかった子が、いきなり2時間、3時間と取り組むのは無理です。挫折してしまいます。最初は1時間も厳しいところで、10分・20分といった時間から始める必要があります。

 

リハビリと一緒で、少しずつ負荷をかけていくことになります。そうなれば、当然時間もかかるというわけです。

 

正直なところ、それだけで半年ぐらいかかるかもしれません。だからこそ、勉強が苦手な子が受験対策を行うのであれば、それこそ入学直後ぐらいから取りかかる必要があります。

 

中3・高3の夏から受験勉強を始めても遅いというのが正直なところです。

 

勉強が苦手な子供が短期間で学力を磨くには覚悟が必要

しかし、こんなことを言っても、もし、あなたのお子さんが既に中3・高3ということであれば、短い期間のなかで出来る限りのことをするしかありません。

 

まずは、子供に、この事実をしっかりと伝えてください。本来であれば、1年前・2年前に勉強を始めていなければいけないということ。半年で学力を上げるのは難しいということ。

 

そこで、どうしても成績を上げるには、相当の努力をしないといけないということ。

 

状況をしっかりと説明して、子供に覚悟をさせてください。当人が危機感を持って本気で取り組まない限り、絶対にうまくいきません。

 

プロの助けを借りること

そのうえで、具体的な対策としては独学では、まず無理です。家庭教師、塾、いずれでもいいのでプロの力を借りてください。特に、短期間で成績をあげるためにはどうすればいいのか、勉強法に関するノウハウを持っているところに依頼するようにしましょう。

 

状況を説明すれば、ノウハウのあるところは対策プランを明確に説明してくれます。ここで納得出来る説明を返してこない業者はパスです。

 

こうやって、プロに受験までの学習計画を立ててもらい、そのプランに沿って勉強するようにしましょう。そして、進行状況を随時報告して、状況に合わせて計画を修正してもらいながら、先生と二人三脚で勉強を進めていくことです。

 

今は家庭教師でも塾でも、毎日メールやFAX、電話で相談可能なところが多いので、そういったところを選んで、こまめにやりとりをするのがポイントです。

 

継続してキチンと勉強出来るように、『毎日、1回報告する』といった決まり事を先生と設けておくのもいいです。(こういったことも最初に相談してください。)

 

あとは先生を信じて努力を続けるだけです。

 

短期的に成績が上がらなくても気にしない

最後に、短期間で受験対策をしなければいけないといった切羽詰まった状況にあると、すぐに成績があがらないと『このままでいいのか?』と不安を感じるようになります。

 

家庭教師や塾を変えたほうがいいのではといった考えが頭をよぎるかもしれませんが、子供がストレスなく取り組めているのであれば、その先生で続けていきましょう。

 

勉強は1ヶ月や2ヶ月で成果が出るものではありません。徐々に少しずつ結果が出てくるものなので、焦らないことです。

 

受験直前になって学力の伸びが実感出来るようになるといったことも十分にあり得ます。講師を信頼して続けることです。

 

もちろん、不安に感じた時には、遠慮無く先生に相談しましょう。良いアドバイスをもらえるはずです。ここで、しっくりくる答えが返ってこないようであれば、講師の変更を考えてみてもいいでしょう。