家庭教師の相場ですが、個人契約をする場合、時給換算だと下記のような感じです。
ただし、これはあくまでも目安で、たとえば東大を目指すのでプロ中のプロに教えてもらうといった場合だと、時給が1万になることも珍しくありません。
一応、上記の数字はごく一般的な学習内容を前提としての相場と捉えてください。
派遣会社を通じて家庭教師を依頼する時の相場
派遣会社を利用する場合には、時給だけでなく、教材費や入会金などが別途かからないかどうかを確認してください。
時給は個人契約と同じくらいだけど、管理費や維持費が発生して、3倍近くの費用がかかってしまうといったケースも少なくありません。
その一方、入会金なし、教材費は月謝に含まれているといった派遣会社もあり、そういったところであれば、個人契約と同等、もしくは少しプラスするだけで利用出来ます。
月謝が高いから質が高いとは言えない
なかには相場を大きく上回るようなところもありますが、高いお金を払うから質の良い教師に来てもらえるとは一概に言えないのが難しいところです。
費用と質は一致しないと考えてください。レベルの低い指導を行う業者が、高い月謝を設定していることも珍しくありません。
必ず、複数の業者、家庭教師から見積もりをとり、かつ体験授業を受けて、指導内容をチェックするようにしてください。(子供に聞けば、善し悪しはすぐに分かります。)
そのうえで最終的に依頼する相手を決めるのが間違いないやりかたです。ちょっと面倒ではありますが、この手間を惜しまないことです。
補足:個別指導塾と家庭教師の違い
最後にちょっとした補足ですが、家庭教師を依頼しようかどうか悩んでいると、選択肢として個別指導塾にも目がいく人も少なくないと思います。
ただし、個別指導塾は必ずしも生徒と教師が1対1ではなく、自習室のようなところで生徒が勉強しつつ、分からないところを先生に質問するといったスタイルのところもあります。その場合、1対2、1対3といった体制になります。
先生に個別にアドバイスを受けられる、自分のレベルに合わせて勉強内容を進められるというのは家庭教師と一緒ですが、つきっきりというわけではないので、そこは劣ります。
安上がりだからということで個別指導塾を選ぶと、思惑と違ったという結果になりかねないので、その点は注意してください。本気でマンツーマン授業を受けるのであれば、家庭教師のほうが安上がりになる可能性も十分にあります。
高校までに学力をつけないと、取り戻すのは金銭的にも大変
家庭教師の相場は、高校生になると一気に跳ね上がります。これは単純に教えられる人が少ないからです。
また、家庭教師を依頼する高校生というのは一流難関大学を受験するためにというケースが多く、教える側にも高いレベルが求められるといった背景もあります。優秀な教師しかいないので、必然的に相場が高くなるということです。
小学校、中学校の時であれば気軽に頼めますが、高校に入ったら、そうはいきません。塾や予備校を使うのが一般的です。
そこで問題になってくるのが落ちこぼれた時です。金銭的にいえば、高校になったら個別指導を受けるのはかなり厳しいです。
経済的負担という側面からいえば、学力の遅れを取り戻すのは、中学を卒業するまでです。中学生であれば、家庭教師を依頼しても金銭的負担は重くないので、個別指導を受けて挽回することが可能です。ちょっと嫌らしい話ですが、現実として頭に入れておいたほうがいいです。
勉強自体も中学、高校と進むにつれて難しくなるので、遅れを取り戻すのは先にいけばいくほど大変になります。逆に小学校のうちに成績を上げておけば、中学・高校に入ってからも楽です。
後々のことを考えると、なるべく早いうちに勉強に手を付けておく。家庭教師を利用するにしても、塾に通うにしても、これが基本となります。