家庭教師の選び方

家庭教師

 

家庭教師を頼むとしたら、どこがいいですか?』

 

この質問に対する100%の回答はありません。最終的には、子供と教師との相性の問題となるので、どこがいいというのは試してみないと分からないからです。

 

家庭教師の選び方

 

万人受けするものはないので、どれだけ評判の良いところでも、ウチの子供には合わないということは十分にあり得ます。

 

家庭教師を依頼する時には、リスクもあるということを前提にして、いざという時にはすぐに対処出来るような柔軟性を確保出来るところを選択するのが必須となってきます。

 

そのために、これだけは絶対に押さえておくべきという条件をまとめてみます。この条件を満たさない業者には依頼しないほうが賢明です。

 

ポイント1:生徒のやる気を引き出す指導法が確立している

実を言えば、ここがクリアしていれば、まずOK!というぐらい重要なことがコレです。

 

勉強というのは、どこまでもいっても子供が主役、本人がやる気にならなければ、どれだけ親や教師がフォローしても成績が上がることはありません。

 

逆にいえば本人が自主的に勉強するようになれば、それで勉強は大丈夫です。ですから、生徒のやる気を引き出せるのが、優秀な家庭教師であり、そういった人に依頼しなければ意味がありません。

 

良質な派遣業者というのは、この事実を痛いほど認識しており、生徒のやる気を引き出す仕組みを確立しています。

 

ですから、家庭教師を選ぶ時には、『ウチの子は勉強嫌いなんですが、大丈夫でしょうか?一人でも勉強出来るようにフォローしてもらえるでしょうか?』とハッキリ訊いてみてください。

 

そこで納得出来る回答が返ってくるようでしたら、その業者を信頼して大丈夫です。逆に、そこがあやふやだったらNGです。別の業者に依頼するようにしましょう。

 

ポイント2 :体験授業を受けることが出来る

正式契約する前に一度授業を体験することで、教え方の雰囲気などを掴むことが出来ます。子供も一度受ければ安心することが出来ます。事前の無料体験は必須です。

 

見極めのポイントとしては、子供が気持ち良く、ストレス無く勉強することが出来たかどうかです。先生に好感を持てるかどうかというのも重要なポイントなので、率直に『どう思う?』と本人に確認してください。

 

もちろん、本人が乗り気でないようでしたらNGです。親からみてどれだけ良いと思えたとしても、そこは実際に指導を受ける本人の意志を尊重してください。

 

ポイント3:講師の変更は無料で出来る

最初はいいなと思った先生でも、何度か続けていくうちに合わないと感じるようになることもあります。そんなとき、講師の変更が出来なければ、子供にとっては苦痛以外の何者でもありませんし、これでは学力が伸びることはありません。

 

勉強が苦手な子供の場合、ますます勉強が嫌になる危険性もあります。

 

講師の変更に関しては、いつでも好きな時に出来るのが理想です。もちろん、変更時に費用が発生するようでは、ムダにお金がかかってしまうので、無料であることが条件です。

 

ポイント4:家庭教師を始めた後も何でも相談出来る

直接指導を受けること以外にも、勉強の進め方や進路、生活習慣等について相談出来るような体制を整えている業者を選択しましょう。

 

勉強に真剣に取り組むようになると、学習そのもの以外にも何かと問題になること、悩むことが出てくるので、勉強だけで見てもらえれば、それだけで学力が伸びるというものではありません。

 

子供にとってみれば、勉強は人生そのものです。この発想がない家庭教師は指導者としては不十分です。従って、業者を選ぶときに教えることだけに意識を向けているのか、それとも幅広い視点を持っているのかというのが、質を見極める重要なポイントとなります。

 

勉強以外の部分も含めて、トータルでケアしてもらえるところを選択するのがベストです。

 

ポイント5:高額な教材を購入する必要がない

一昔前だと、家庭教師を依頼すると、高額な教材を購入させられることが珍しくありませんでした。『学力を伸ばすためにこの教材を使う必要がある』という触れ込みでしたが、市販の参考書や問題集、学校の教科書だけでも、キチンと勉強すれば十分に学力は伸びるものです。

 

高額な教材を購入する必要は全くなく、こういったことを言ってくる業者は完全にアウトです。

 

良心的な業者だと、自前の教材を使うにしても、それは毎月の月謝に含まれており、追加料金を請求することはありません。

 

ちなみに費用ということで言えば、月謝10000~15000円ぐらいが相場です。あまり安すぎるのも怖いのですが、これ以上の費用がかかるところは止めておいたほうがいいです。そして残念なことに相場以上の費用を請求するところほど、質が悪かったりします。

 

また月謝以外に費用がかかるところも避けておいたほうがいいです。入会金として月謝1ヶ月分ぐらいがかかる程度であれば許容範囲内ですが、5万・10万円といった金額がかかるようでしたら、止めておきましょう。

 

そんなところを選ばなくても、もっと格安で優秀な業者がたくさん存在します。

 

家庭教師は融通が効くところに依頼する

以上となりますが、結論を一言でいえば、融通が効く業者を選ぶということにつきます。

 

最初に決めた講師、プランで続けなければいけないというのが最悪の条件です。これだと、始めた後、合わないと分かったときに修正出来ません。

 

最初にもお伝えしたように、家庭教師は始めてみないと分からない部分があります。やりながら、子供に合った環境を整えていくことになります。

 

従って、状況に応じて自由に内容を変更出来る態勢が整っていないとうまくいきません。柔軟に対応出来る業者を選択する。これが家庭教師を依頼する時の鉄則です。

 

家庭教師の見極め方