家庭教師と独学

家庭教師というのは、週1~2回教えてもらう程度なので、時間としては僅かなものです。どんなふうに利用するかで、学習効率が大きく変わってきます。何も考えずに利用していたら、たいした結果は出ないでしょう。

 

 家庭教師と独学

 

このページでは、家庭教師の時間を最大限に利用するために頭に入れておくべきことをお伝えします。

 

分からないところをリストアップしておく

自分一人でも分かる問題を先生と一緒に解くのは時間の無駄です。

 

家庭教師の時間は質問タイムとしたほうがいいです。事前に分からないところをリストアップしておいて教えてもらうようにしましょう。

 

必ず予習をする

分からないところをリストアップするには、事前に自分一人で問題を解いてみる必要があります。そのためには、予習する習慣をつけることです。

 

指定のテキストがある場合には、教わる前に、先に自分で解いておきましょう。

 

指定テキストがない場合には、日頃勉強するなかで、分からないところに印をつけておいて、家庭教師の時間にまとめて見てもらいましょう。

 

家庭教師の時間以外にも勉強するのは苦痛という場合には、10分・20分でもいいので、少しずつ取り組むことから始めましょう。

 

暗記事項はやらない

漢字の書き取り、年号の暗記といったものは自分一人でも出来るものなので、家庭教師の時間にやるのは時間の無駄です。

 

国語の読解問題や数学など、頭で考えて解くタイプの問題について、教えてもらうのがベストです。

 

定期的に模擬テストを受けてみる

これは家庭教師を始めてから、数ヶ月経過した後での話ですが、塾などで模擬テストを受けて、自分が苦手とする分野を確認するのもいいやりかたです。

 

こうやって自分の弱点を見極めて、そこを重点的に教えてもらうようにします。テスト結果をそのまま先生にみせれば、これからやるべきことを見極めてくれるでしょう。

 

模擬テストというのは、どこの塾でも1ヶ月に1回ぐらい行っており、塾生でなくても受けることが出来ます。

 

何が分からないのか分からないという時には、先生にお任せしよう

ここまでお伝えしてきたやりかたは、得意ところ、苦手なところを自分自身で把握出来ることが前提となっています。

 

『勉強が苦手で、どこから手をつけていいのか分からない』 『何が分からないのか分からない』

 

こういった人には出来ないことですが、その場合でも心配する必要はありません。そのときには、先生に勉強の進め方そのものについて相談してみてください。

 

このときには、自分一人で勉強する時に、どんなことをすればいいのかということも一緒に聞いてみましょう。

 

ここまで色々書いてきましたが、自習とうまく組み合わせるのが家庭教師の時間を有効活用するポイントです。

 

独学なしでは成立しないのが家庭教師なので、その点は頭に入れておいてください。一人で勉強するのが苦手という人は、塾を利用したほうがいいかもしれないですね。(でも、塾に通ったとしても、家で1人で勉強する必要はあるので、独学からは避けられません。多少、負担が減る程度です。)