小学生の場合、本来、成績をあげるというのは決して難しいことではありません。一流難関校を目指すというのであれば話は別ですが、平均以上の成績で良いということであれば、学校の授業に加えて、先生から言われた宿題をこなす程度の勉強をしておけば、それで十分です。
強いて言えば、プラス予習・復習が出来れば完璧ですが、それも長時間行う必要はありません。宿題とあわせても1時間も勉強すれば大丈夫でしょう。低学年のうちならば、30分もいらないと思います。
問題なのは、その僅か30分の勉強をサボることで、学校の授業についていけなくなることです。
子供の成績が落ちるメカニズム
学校の授業は簡単なことから始めて、少しずつ難しいことを覚えていくように構成されていますが、カリキュラムがしっかりしているので、勉強したことを確実に理解していけば、それほど苦労することなく、どんどん先に進むことができます。
これが成績の良い子の状態です。
ところが、授業で習ったことをキチンと理解して覚えるということをしまいままでいると、先に進んでも理解出来ないので、どんどん分からないことが増えていきます。
そのうち手がつけられなくなり、勉強に対して苦手意識を持ち、遠ざけることになります。
これが成績の悪い子の状態です。
ここで重要なことは、1日のなかで習うことは、たいしたボリュームではないので、宿題をやったり、予習・復習をすれば、問題なく理解出来るということです。
1日30分程度の勉強をする習慣をつけるかどうかで、数年後に大きな差がつきます。時には、埋められないほどの差になりますが、それも最初のキッカケは1日30分を費やしたかどうかといった程度なんです。
些細なことが、後々大事になるという典型的なパターンです。
勉強の習慣をつけるには最初が肝心
学校の勉強というのは最初が勝負です。
小学校1年生が習うようなことは、とても簡単で、どんな子でも理解するのは簡単です。この段階であれば、宿題をやるのも、予習・復習をするのも苦ではありません。
子供からすれば、簡単に解けるので面白く感じるはずです。面白いと思えることは続けられるので、最初のうちから勉強に取りかかっておけば、自然に毎日取り組む習慣が身につきます。
さらに、いいのは親であるあなたが、子供と一緒になって勉強したり、勉強している子供を褒めてあげることです。
子供にとっては、親から褒められること、親と一緒に何かをすることは、とても楽しくて嬉しいことなので、ますます勉強に対して好印象を持つようになります。
小学校低学年の時に、こういったことをしておけば、3年生ぐらいになる頃には、親が何も言わなくても、子供が自分から一人で勉強するようになっているはずです。
これを、分からないことが積み上がって、ニッチもサッチもいかない状態でどうにかしようというのは、スゴク大変です。
だからこそ、塾や家庭教師というものが存在するわけですが、最初の取っ掛かりさえ間違えなければ、こんなに苦労することはないわけです。
仮に、難関校を受験するにしても、小さな時に勉強する習慣を身につけた子であれば、塾や家庭教師を利用することで、簡単に学力を向上させることが出来るはずです。
もし、あなたのお子さんが、これから小学校にあがる、あるいは小学校低学年ということであれば、今が重要な時期です。子供が大きくなってから苦労しないように、今のうちに勉強する習慣を身につけさせておきましょう。
取りかかるのが早ければ早いほど簡単です。
既に子供が大きいという場合には?
そんなこといっても、もうウチの子は中学生。こんなことを言われても間に合わない。
そういった親御さんもいると思いますが、決して悲観することはありません。どんなに成績が悪くても、そこから挽回することは可能です。そのためのやりかたをお伝えするのが、このサイトの主目的なので、参考にして頂ければと思います。
ただ、出来るにしても、それは大変です。
勉強は小さいうちに習慣づけしておけば、驚くぐらい簡単に済ませられることなので、この事実を知らないでいるのは、非常にもったいないことです。それで、まだお子さんが小さい親御さんのために、このページを用意させて頂きました。
すでに子供が大きくなってしまったという方は、それはそれで仕方がありません。『小さい時から勉強させておけばよかった。』と後悔しても全く意味がないので、今この時点から出来ることを実行していきましょう!